鹿とわたしと宮島で
Day1 -後編-
豊臣秀吉が武士の鎮魂のために建てた神社で眺めが良いし、畳を857枚ほど敷ける広さがある。みんなここで休憩したり各々ゆるゆるとした穏やかな時間を過ごしているようだった。
入り口から乗り場まではハイキングコースのようになっていて、老舗旅館や土産屋などが立ち並んでいた。そして慣れてしまった鹿たちの出迎え。角がある子はなかなか出会わないのですこし仲良くして(撮らせて)もらった。
いろいろと立ち寄りながら乗り場に到着したけど絶句した。
なんと登って降りるのに3時間はかかるらしい。それはダメだ。
宮島の美しい紅葉のせいだ!自然の美しさにちょっと腹が立ったけど、それも旅の醍醐味だし何より私のリサーチ不足だ。でも自然と鹿と戯れることができたし、ぜんぶOKにした。
じゃあ、そろそろメインの厳島神社でも!
と思ったのですが、着いてから千畳閣以外で休憩していなかったのを思い出して向かう途中で出会った趣のあるお店でゆっくりすることにした。
”玉善”
老舗旅館の岩惣荘がが運営する宿の離れにあるお店で、夏はかき氷を出すので「玉氷」という名前に変わるらしい。季節の楽しみがあるお店はとても素敵だし、来る人への愛が感じられるから居心地が良い。
わたしはチーズケーキ、もう一人は善哉を頼みました。
善哉のお餅は網で焼かれていて、焼いている様子が見える席だったのでぼーっと眺めてた。そういう時間こそシアワセなんだと思う。
それと珈琲にしるこサンドが添えてあったのが個人的に最高だった。添えてあるだけでなんだか安心するものの中で結構上位かもしれない。
旅館に泊まっているであろう人がお茶しに来ていて、素敵な旅館であることが想像できたのでもっと良い大人になったら泊まりに行こうと決めた。
厳島神社から出て、楽しみにしていた宮島ビールを飲みに行くことに。
MIYAJIMA BREWERY
1階がスタンド、2階がレストランになっていて、地ビールが楽しめるお店です。通販もされているのでお酒が好きな人には外せないお店だと思います。
わたし達はまずスタンドでMIYOSHI ALEを頼みました。(コップの方)
このビールは広島三次ワイナリーとのコラボビールだそうで、多分この時にしか飲めなかったレアなビールだったみたい。すごく美味しくてちょっとカシスビールのような感じがした。後から欲しくて探したけど販売自体も500本だけだったから本当にタイミングが良かったと思う。
瓶の方は定番の宮島ビール。苦味とかも程よくて飲みやすいし、今度頼んでみようかなとも思ってる。酒好きの相互へのプレゼントにいいかもしれない。
レストランで食事する予定だったけど、先にスタンドに行ったのは夕日を眺めながら地ビールを飲みたかったからです。夏の暑い日に飲むビールよりも美味しかった。やっぱりいい景色を見てお酒を飲むって幸せでしかない。
レストランの時間まで結構あったからしっかりと陽が沈むのを見れた。
こんな贅沢があっていいんだろうか。そして宮島が大好きになった。
それではレストランでいただいたものを。
せっかくなので飲み比べをしたりしてみました。時期によって揃えているものが違うようなので、行って飲んでみてもらうのが一番だと思います。それと広島ですし時期なので生牡蠣を。生牡蠣大好きなんです。
1日目はほとんどを宮島で過ごしました。
こんなに美味しいと楽しいと落ち着くが揃っている場所があるなんて知らなかった。また絶対に行きたい。夕飯はこれだけではないし、ここからまた広島市街に戻るのですが大して面白いこともなかったので、番外編か何かでお届けします!
では、2日目も前編と後編で別れていますのでよろしくお願いします〜
おまけ
タイトルに入れるくらいなんだから、鹿となんかあっただろ?と思いますよね。ありましたよ。
もみじ饅頭を買ったので食べながら散策していたら鹿の親子と出会いました。
そしてお母さん鹿はわたしのもみじ饅頭を狙い追いかけてきたのです。奈良公園での思い出が蘇ったし、やはり前世で何かあったのではと思うほどわたしだけが狙われていた。
もみじ饅頭はできたてが美味しくって、大きな声では言えないけどもう東京で買うもみじ饅頭は食べられないと思う。鹿とわたしと宮島でまた新たな思い出ができました。
行ったところ
・千畳閣
・玉善
・MIYAJIMA BREWERY
行きたかったお店
・天心閣
・タムカイマ
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